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60歳定年の前(高年齢雇用継続と年金を貰う前)59歳でしておくと良いこと

59歳になったらこれから1年間に払う賞与を12で割って毎月の給与に足しておくと良い事があります。
理由は2点
①高年齢雇用継続を貰う時にそれほど給与をさげなくても良くなる。高年齢雇用継続給付は60歳到達以前6ヶ月の平均給与から61%以下になると各月の給与の15%が給付されます。60歳直前の給与は高い方が給与をそれほど下げなくて良いのです。(この制度を利用するには勤続5年以上等の条件があります。高年齢雇用継続の受給権がある事を確認してから行って下さい。)
②賞与だと60歳で給与が下がっても年金カットの対象になる総標準報酬月額の賞与分はすぐに下がりません。そうなると年金のカットが発生しやすくなってしまいます。
年金のカット={(標準報酬月額+過去1年分の賞与÷12)+年金月額-28万円}÷2
ですから賞与だと支払ってから1年間年金カットに関係し続けます。標準報酬月額は60歳定年で再雇用という就業規則があれば再雇用の日に社会保険の喪失届と取得届で標準報酬を下げることができます。賞与の実績は1年間年金カットの要件としてついてまわります。59歳になったら賞与は支払わず毎月の給与に組み込む方がお得です。